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研究開発

商品開発研究所開設以来、精力的なスタッフ強化に努めた結果、私たち大研医器の研究開発スタッフは、理学博士号を持つ研究者を中核とした強力な集団に育ちました。また、各科のスペシャリストと呼べる先生方にも協力体制を組んでいただき、医療現場が今まさに闘っている課題を自分たちの課題としてリアルにとらえ、細部にまでこだわりぬいた製品の開発を可能にしています。

しかし、私たちは、医療機器ばかりを見ているわけではありません。めざすものは医療機器そのものではなく、それがもたらす医療技術と医療現場の革新であり、患者さんの速やかで確実な回復なのです。そのために、積極的に新たな挑戦を行う姿勢を貫いています。国内初の医療用クリーンルームの開発や、血液の固形化処理容器という医療界に新しい概念を創出した製品の開発等、すべては挑戦の姿勢が可能にしたものです。

確かな実力と、医療現場全体を見つめる幅広い視野と挑戦の姿勢。それが、創造力の源です。先生方との密接なコミュニケーションから、はたまた医療現場で耳にした、何気ない一言から。私たちの創造力は大きな翼を広げることができるのです。

新しいことに挑戦する創造は、製品化にあたってさまざまな面での問題解決力を必要とします。誰の真似でもなく、それを使うことで新しい医療の世界が広がる製品には、製品化のすべての段階で誰もが試したことのない技術が求められるからです。

研究領域紹介

当社は麻酔関連分野、感染対策分野など、主に手術室で使用される医療機器を中心に研究開発を行なっています。
たとえば麻酔関連分野の加圧式医薬品注入器はその流量の精度を確認するための精密流量検査装置や特殊生産機まで独自に開発して製品化しています。また、感染対策品である真空吸引器は血液を凝固させる技術や凝固剤を均一に分散させる機能、空気のみを通し液体を通さない特殊フロート弁など、数多くの特許技術の上に完成されたものになっています。

それぞれの開発に要した年月の中で、数知れないトライ&エラーが繰り返されたことはいうまでもありません。

血液凝固技術、プラスチック精密成型技術、電子回路技術などは、すでに私たち大研医器の多くの基礎技術のひとつとして蓄積され、新たな技術開発の基盤になっています。

それら強固な基盤の上に、さらに新たな力を加え、今後は救急救命領域や外科領域等、新たな分野においても製品開発を進めていきます。